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    • 2025.12.08 Mon 11:42

    【新著紹介】栗山直子著 『世界は認知バイアスが動かしている』

    未来の人類研究センターのプロジェクト「人口プロジェクト」のメンバーであり、、認知心理学を専門とする栗山直子講師による新著『世界は認知バイアスが動かしている― 情報社会を生きぬく武器と教養』が、2025年3月にSBクリエイティブから出版されました。

    本書は、情報社会を生き抜くために不可欠な「認知バイアス」への理解を深め、武器としての知識と教養を身につけるための一冊です。

    『世界は認知バイアスが動かしている 情報社会を生きぬく武器と教養』
    著者: 栗山 直子
    出版社: SBクリエイティブ
    刊行日: 2025年3月26日
    価格: 1,870円(税込)

    https://www.sbcr.jp/product/4815626846/

    栗山直子先生からのコメント
    「認知バイアス」とういう言葉を知っていますか?「認知バイアス」は,簡単にいうと人間の無意識の「思い込み」のことです。合理的な基準や判断から認知がゆがんでしまう現象をさします。例えば、人間は自分の考えや信念に合う情報ばかり集め、合わない情報は軽視する傾向があります。これは確証バイアスと呼ばれています。先入観にとらわれ、客観的な判断ができない状態でもあります。このような認知バイアスは人間の思考の特徴でもあるので、誰もが逃れられるものではありません。本書では、数多くある「認知バイアス」を分類して取り上げ、背景にある思考のメカニズムに関する研究などもあわせて紹介しています。人生において大切な選択や決定をする場面で後悔をしないように、そして自分と違う考えをする他者の理解する手立てとしても「認知バイアス」を知っていただければと思います。

    <SBクリエイティブウェブサイトより>
    大統領選で熱狂する群衆。SNSで炎上に加担するネット民。商品やサービスのブームに乗っかる消費者たち… 。情報に踊らされ、狂喜乱舞する人々。このときに彼ら彼女らを衝き動かしているものは何なのか?それこそが「認知バイアス」である。人は「事実」で動くのではない。バイアス、すなわち「思い込み」によって衝き動かされる。この世の中は、「バイアスによって衝き動かされた人類」でできている。だからこそ、自分が思い込みに踊らされないために、「思い込みに踊らされる他人」を理解するために、認知バイアスの知見が欠かせない。
    (SBクリエイティブHP書籍ページより引用)

    この記事に登場するメンバー:
    栗山直子講師