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    • 2022.05.13 Fri 10:04

    マシュー・ガンディー教授(英国ケンブリッジ大学)「ナートゥーラ・ウルバーナ(都市の自然)」─映画上映会および講演会

    2022 年 6 9 日(木)
    Zoomにてオンライン開催
    使用言語:英語
    要申込(定員300人)
    申込〆切:202267日(火)
    主催:東京工業大学 未来の人類研究センター
    お問合せ:fhrc@ila.titech.ac.jp

    2022年6月に未来の人類研究センターでは、都市研究会が新しく始まります。通常はクローズドの研究会ですが、第1回のみ、ケンブリッジ大学からマシュー・ガンディー教授をゲストにお招きして、ガンディー教授監督のドキュメンタリー映画上映と講演会+ディスカッションという公開イベントを開催いたします。使用言語は英語のみになりますので、ご注意ください。

    チラシ

    第一部 16:15-17:35
    上映:ドキュメンタリー映画「ナートゥーラ・ウルバーナ(都市の自然)」(71分)
    (英語字幕あり)
    上映開始前に木内久美子准教授からの挨拶、並びに簡単な解説と日本語あらすじの配布があります。

    第二部 18:00-20:00
    講演(40分)
     マシュー・ガンディー教授(ケンブリッジ大学)
    ディスカッション(80分)
     コメンテーター:土肥真人准教授(東京工業大学)
     司会:木内久美子准教授(東京工業大学)
    冒頭に未来の人類研究センターの伊藤亜紗センター長からの挨拶があります。
    ディスカッションの時間には会場からの質問も受け付けます。

    • お申し込みはコチラから、または以下のQRコードをスキャンしてください。

    近著『ナトゥーラ・ウルバーナ(都市の自然)』では、社会学や環境学における都市空間研究では見落とされがちな周縁的なものに焦点が当てられている。本講義では、生態学的な多元世界(pluriverse)という理論的なフレームワークにおいて、観察という手法を環境学の政治性や人間以外の他者の受容といった主題の理解に応用することで、都市空間における新たな環境の可能性を探る。


    マシュー・ガンディー教授について

    ケンブリッジ大学地理学科教授。受賞歴をもつドキュメンタリー映画作家。研究領域は都市空間におけるランドスケープ、インフラ、多様性。コロンビア大学、カルフォルニア大学、ベルリン技術大学、ベルリン・フンボルト大学等で研究員を歴任。現在ハンブルグ高等研究所に特別研究員として在籍し、都市空間におけるレフュジアについて新たな著作を執筆中。著書に『コンクリートと粘土:自然に形づくられたニューヨーク市』(MIT出版・2002年)、『空間の織物:水・近代性・都市の創造力』(MIT出版・2014年)、『蛾』(レアクション・2016年)、『ナトゥーラ・ウルバーナ:都市空間における生態学的布置』(MIT出版・2002)、編著に『水の都市:水と近代都市』(カンプス・2006年)、『都市の布置』(jovis2011年)、『音響の都市』(jovis2014年)、『植物の都市』(jovis2020年)。

    映画「ナートゥーラ・ウルバーナ」について
    「ナートゥーラ・ウルバーナ:ベルリンの原っぱ」は、戦後のベルリンの歴史を紐解きながら、周縁的な自生植物の織り成す多様性が都市空間にもたらす可能性を探っている。都市空間における自然にたいする作為のないデザインというアプローチが、人文地理学、都市研究、環境学などの分野で高く評価されている。

     

    この記事に登場するメンバー:

    木内久美子先生
    伊藤亜紗先生