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    • 2022.10.11 Tue 14:03

    『文學界』に14回に渡って連載されてきた北村匡平先生による「椎名林檎論」が書籍化!

    『文學界』(文藝春秋)での14回に渡る連載に加筆修正、さらに新しく序章と終章を書き下ろした北村匡平先生(利他プロジェクトリーダー)の『椎名林檎論──乱調の音楽』が、202210月に書籍化されます。ご自身が楽曲を制作し、演奏もされるがゆえの視点、研究者としての発想をもつ北村先生だからこそ立ち上がらせることができる「椎名林檎」。この本を読みながら椎名林檎を体験し、そしてまた彼女の音楽を聴くのがとても楽しみです。

    「椎名林檎論──乱調の音楽」2,200円(税込)
    北村匡平著
    20221011日発売 文藝春秋
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916064

    北村匡平先生からのコメント:
    僕にとってはじめての音楽批評の本です。普段は映画批評を中心に書いていますが、椎名林檎と東京事変の音楽についてずっと書きたいと思っていました。その目標が色々な巡り合わせでようやく達成できて、とても嬉しいです。本書を通じて椎名林檎の創り出す音楽のエッセンスに触れられるのではないかと思います。ぜひ彼女の音楽を聴きながら読んでほしいです。また本書は音楽批評ですが、実は映像表現をあつかった拙著『24フレームの映画学——映像表現を解体する』(晃洋書房)とアプローチの面でかなり響き合う関係にあります。ほとんど同じだといっても過言ではありません。いかに芸術作品を分析するか、という方法論の手引きにもなればいいなと思っています。

    <文藝春秋BOOKSウェブサイトより>
    「文學界」掲載時から大きな話題を呼んだ連載が書籍化!

     デビューから約20年。
    椎名林檎は、日本の音楽界にとって常に大きな存在であり続けている。
    しかしながら、彼女に関する評論はあまりに乏しかった。

     椎名林檎のファースト・アルバム『無罪モラトリアム』から
    東京事変の最新アルバム『音楽』まで。
    その規格外の才能を、歌詞・和音・構成・歌唱・意匠から統合的に論じる。

     椎名林檎の音楽を「演奏」するように批評し、その音楽の本質に迫る。
    (文藝春秋BOOKS HPより引用)

    この記事に登場するメンバー:

    北村匡平先生